【無職開始1週間前記念】私が会社を辞めた理由

もうギャンブルなんてしない

 

こん○○は。北大路さくらです。

 

宝塚記念が大波乱だったように、私の人生も大波乱です。

6月末日付を以って退職することになりましたので…

 

今回はありがちなテーマですが、会社を辞めた理由を「私自身への戒めとして」書き残しておくことにします。

 

理由は主に3つ

  1. 自己分析を軽視したが故に、そもそも目指すべき業種が違っていた
  2. 自身での仕事のやり方の間違い
  3. 人間関係・会社の方針

こんなところかなと思います。

 

自己分析を軽視したが故に、そもそも目指すべき業種が違っていた

紐解けばこの部分が一番大きいです。

私は「現実を見ずに願望だけで就きたい仕事を決定してしまい、なまじそこに滑り込むことが出来てしまったが故に失敗した」というタイプかと思います。

 

私は小さい頃から、自分でも自信があるのですが、

「特定の分野は物凄いものを持っているが、その一方別の分野は何をどうやっても出来ない」というタイプでした。

周りにもいませんか?このような人…

「机が絶望的に汚いのに、国語の点数がいつも異様に高い生徒」

「美的センス抜群なのに、どうしても時間を守れない人」

「人間的な魅力抜群なのに、細かい計算や事務が壊滅的に出来ない人」

 

私もいわゆるこのようなタイプでした。

具体的に言えば「大体の勉強は人並み以上に出来て時に空気を読まないカリスマ性があり、1つのことに対する集中力は格段に高いが、マルチタスクが苦手で複数のことをうまく考えられない上に、目の前にある仕事は物凄いペースでこなすが先を予測したりプランを練るのがギリギリで、細かい計算や事務も苦手」かなぁと思います。

ちょっといいところ盛りすぎましたが…

他には「興味を持ったものしか頑張れない。興味が持てないものは『必要がないと』やらない上、やるには物凄い気合とノリで集中して片付けないと進められない」とか…

 

能力の偏りが著しいと思います。

完全に、いわゆるADHD傾向ですね。

言ってしまえばおとめ様だって「ステージや練習は人一倍するが、通常では考えられない行動に出て噴水に落ちたりする」とか、桜庭ローラさんだって「確かな才能と実力を兼ね備えているが、初日から遅刻するなど素行が悪かった」とか

誰しもがあることだとは思うので、一つだけの観点からは言えないのですが、明らかに私はほとんど誰が見ても、そして今では自覚も含め、突出して「変」でした。

 

幼少期は大体人の輪の中心にいる愛されキャラタイプで、例えば昔は忘れ物が多かったのですが、周りの人にうまく助けてもらったりと不自由なく、またなまじ学校の勉強も出来る方だったので上手く過ごしていました。

アルバイトでも、アルバイトに任せられる程度の定型的な仕事であれば集中力が高いので難なくこなすことができ、持ち前のキャラクターで可愛がって頂いたりと楽しく、結果を伴って過ごしていました。

 

他方、やはり「どうしても人と違う」ということも多くコンプレックスを抱えていたのも事実であり、小学校の頃から既に、夢は「普通になる」でした。卒業アルバムにもそう書いた記憶があります。

 

自分と社会の「ズレ」を認識していくにつれ、ますますその「普通になりたい」という思いは増大して行き、就職先を目指す時にまず考えたのが

「普通のことをして、しっかりお金を稼いで、社会一般における"幸せ"を得たい」でした。

そこから導かれるのは「堅い組織に入って、堅実な人生を送りたい」ということです。

 

それを軸に「私が好きなことをやっている、堅い会社」から順に受け始めたのですが

「もちろんこの本音」をブチ撒けてESも面接も望むわけにもいかず、ちゃんとオブラートに包みながら受けていたのですが、結果は全滅。

そもそも「堅い会社」が変人を取るのがおかしいんです。

 

そんな中、だんだん場慣れして「普通に擬態して面接を受けること」が出来るようになってくると、内定がぽつぽつと出始めます。

その中にあった1社が、先日退職願を提出した元弊社でした。

 

業種は金融業。

(同業者から見て中身はどうあれ)外から見ると、まぁ~~~~「堅い」上に「普通」ですよね。それに社会的地位も高そう。

ということで喜んで入ったのですが、ここから少しずつ、会社側も私も「ボタンの掛け違い」に気付き始めることになります。

 

仕事のやり方の間違い

しばらく配属された場所は、私のキャラや特性をうまく見出してくださり、いい所を磨いて伸ばしてくれ、また私は「私のどうしても足らないところ」を上司に吐露すると上手くその部分を補ってくれるようにしてくれるという、本当に良い環境でした。

「時に空気を読まないカリスマ性があり、1つのことに対する集中力は格段に高いが、マルチタスクが苦手で複数のことをうまく考えられない上に、目の前にある仕事は物凄いペースでこなすが先を予測したりプランを練るのがギリギリ」という特性を、相互に共有してくれていた感じです。

 

営業面はのびのびやらせてくれて、細かい事務の面は面倒を見てもらっていました。「堅い会社」あるまじき優しさです。

 

思えばそれに甘えてしまった自分もいけないのですが、そこでの仕事の仕方

「とにかく1つの事柄に専念して、物凄い気合とノリと集中で仕事に臨む」「得意なことが出来ていれば別のことはOK」ということ一辺倒になってしまった、なまじそれで結果を出せていたせいで、今の躓きに繋がります。

 

その環境から転勤になり、そこでもまぁまぁ上手くやれていたのですが、再度の転勤先でいよいよ心が折れます。

 

人間関係・会社の方針

思えば、辞めた時の配属先が「普通の」会社組織だったのかもしれません。

 

最後の配属先は人員があまりいないところで、一人が「オールラウンダー的な」働きを求められる場所でした。

そこで「今までの働き方しか知らない」自分も、そろそろ年次も行くことだし脱皮しなければと思い、忙しい中立て続けに降って来る色々な仕事にチャレンジします。

 

が、出来ない。

 

どうしてもマルチタスクが出来ない。

いつも「力を抜いてやればいい」と言われるが、「力の抜き方」がわからない。というより「力を抜くと仕事を進められない」感じ。

「淡々と仕事をする」ことが、出来ないのです。

 

それに加え、会社の方針も「一人一人がより多くの業務できるようになろうね」という方針、つまりより一層のマルチタスク化及び人員削減に向けた準備を始めました。

この辺りで、私の能力が不足しており、居心地が悪くなっていたのは確かです。

 

その上、上司が細かい人間で、書類がちょっとした誤字脱字で戻ってくる上、今までどこでも言われたことがない細かい部分にもデータを足せ、更にヒントを聞いても正解するまで答えは教えてくれない、というような仕事の人でした。

 

勿論仕事ぶりは堅く、それもまた正しいやり方だとは思うので、私が悪いのはわかっているのですが、ある日そんな感じで書類をああでないこうでないと言ったり来たりさせていた時に何かが切れ

「私、営業のはずなのに、何の仕事してるのかな?データアナリスト?文章校正?」という思いで頭がいっぱいになり、以後全く仕事が手につかなくなりました。

 

そもそも「普通の堅い仕事」で求められがちな細かい事務の部分が壊滅的に苦手なのに、そういった仕事を選んだ代償を感じました。

 

その体験はある意味「淡々と仕事をする」というやり方に私を導いてくれたのですが、その状態で仕事に臨んでも文字や数字が1mmも頭に入ってこず進まない。

そんな感じで浮力を失った風船のように、やる気もなく、腹が立つと仕事が残っていても「アイカツ!が見たいから」とさっさと帰るようになり、これ以上会社に損害を与えるわけにもいかないなと辞表を出しました。

その職場にいた別の課の人や、下っ端同士はみんな仲良しだっただけに、少し寂しいですが…

 

そして2日後、アポがない日でしたので人事部でも面接があり、慰留されましたが退職決定という形です。

 

その後は早く、というより自分でももう辞める気満々だったので案件引継書みたいなのを作っており、そういったものを出して客先に挨拶回りをして、最終出勤があって有給消化期間に入って~というのが今の状態です。

 

アイカツ!格言

「幼い頃から頑張ってもダメなものはダメ!なるべく避ける努力をしよう!」

「自分の身の丈にあった仕事じゃないと続かない!」

 

まとめるとこんなところです。

 

次は給料が安いとか、社会的地位とか、体面とか

そういうことを考えず、自分が好きで自分にあった仕事に就けるように頑張ります。

 

 

多分、自分がアイカツ!を好きな理由は

苦手なところがあっても、物凄い頑張って「個性」つまり「得意」を磨くことで仕事にする。その可能性を担保してくれるように感じられるからかもしれません。

 

その辺りは語り足りないので、いつか酒席ででも…