【ライブレポート】2023.7.1「プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit!」Vol.1 <2019-2023 Newest 5 Years 〜広島公演〜> に行ってきました。

 

前日譚

今回の演者は近5年の曲を多く歌う4人。

石井あみMachico・吉武千颯・北川理恵

歌唱力モンスターが多くこれは楽しみな予感。ヒープリが好きなこと、ライブをきっかけに旅行したかったこともあり、即座に広島と大阪は行きたいと決めていた。

が、大阪は当たるも広島のチケットは支援含め全員ハズレ…途方に暮れているも、Twitterでチケ余らせていた方から譲っていただき、喜びの参加と相成る。

 

月末月初ながらライブ前の水木金・有給3連発を上司に直談判し、普段こう見えてもしっかり働いていた積み上げか快くOKをもらう。

もっとも、有給の許可を取る1週間前にJAL6600円セールでキャンセル不可な水曜羽田発のチケットを買っていたため、この3連発が却下されることはハナから想定していなかったのだが。何が何でも休む。その鋼の意思が大事。

 

6/28水曜、朝一の便で向かったのは広島ではなく愛媛・松山。

愛媛県にある機械遺産のようなものを生で観てみたく前付け旅行を愛媛に選ぶも、その機械は儚くも旅行3日前に故障してしまい、やや失意の中降り立った。

以後は書くと長くなるため、7/1当日までの様子は写真だけに留める。

九州や山陰に大きな被害をもたらした線状降水帯が出来上がりつつある頃で、当日まではかなり雨に困らされた記憶しかない。

特に松山から広島港まで船に乗るも、難所・音戸の関を抜けるところで凄まじい大雨に振られてしまい、見晴らしの良い甲板に出られなかったのが悔やまれるところ。

 

当日 開場

迎えたライブ当日7/1土曜日。

前日の夕方から広島は豪雨が降り、7/1はなんとJR西日本が広島駅発着の在来線を全て停止してしまった。

閉鎖される在来線改札

ただ、前日深夜はホテルの部屋からでもわかる物凄い雨だったが、当日は降ったり止んだりでそこまで大したことはなく、JR西日本の在来線以外、船・市内電車・新幹線・飛行機↔︎高速道路(空港連絡バス)は問題なく運行していた。

当日入りする仲間のオタクは皆新幹線か飛行機利用だったので問題なく広島に参集し、開演までは仲間と市内をブラブラしていた。

 

開演3時間前、ホテルに荷物を置き、ひと休み。

シャワーを浴び、着替えて、荷物を減らして、広電に乗り込み会場となるブルーライブ広島に向かった。

会場最寄り電停 広島としか形容できない景色

少し歩き港湾地域にありがちな太い道路を超えると、いきなり海。

大雨の後だったので海が汚いが、絶好のロケーションのブルーライブ広島に到着。

別の宿に荷物を置いた仲間や、見知った顔も続々集まり、ボルテージが高まってくる。

入場↓

 

入場 そして開演

会場内に入ると、プリキュアシンガーズ3公演のうちここだけが座席制。

可もなく不可もなくというような事務用椅子が並ぶ。そこまで狭くはなかったので好印象。

 

準備を整えて開演時間が近づくと、演者による開演前MCがスピーカーから流れる。開演に先立つ諸注意ともう少し待っててねという内容。

広島出身の吉武千颯・Machicoがいるとくれば、当然広島弁を交えて。

暗転する会場、会場が狂喜に包まれると、開演時間であった。

 

1 ひろがるスカイ!プリキュア〜Hero Girls〜

「近5年作品のライブの幕開けなら当然今作のOPしかないよね」という、幸せの予定調和。

ライブらしいライブは初めてという石井あみが、初々しくも堂々と一人で立つ。

1音目からいきなり表声と裏声の境目といわんばかりの発声が難しいパートの本曲、記憶では歌い出しこそ少し音を外したものの、サビの同一パートに入るとしっかり歌い切っていた。


プリキュアのOPとして、過去一激しいのではないかと思わせるこの曲。オーソドックスなスリーピースのロックサウンドに、プリキュアらしい美しさ・上品さを示すストリングス、そして澄み切った石井あみのヴォーカルを加えれば、あら不思議激しさの中にも品格のある、プリキュア・ロックの出来上がり。

最初は取り立てて好きなわけではなかったが、フルを聴き込んでいくうちにどんどん好きになってくる。2サビ後の激しいギターパートで心を昂らせ、Cメロでやや泣きと緊張感も加えつつ、落ちサビで一旦タメを作り、ラスサビで全てを開放。

空へ、突き抜ける。非常に爽快である。


プリキュアとしてヒーローっぽいOPを作るとしたら、こういう音選になるよね」という「満点の積み重ね」を感じる、20周年というアニバーサリーに新たなプリキュア観を投げ掛ける、新たに加わったアーティスト・石井あみの名曲から、公演がスタートした。


MC

シンガーの自己紹介 広島出身勢!凱旋!


2 キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア

プリキュアとしては"比較的"最近の作品であり、スタプリは単独ライブも行ったりと結構聴いているはずのこの曲に、懐かしさを覚える。

2019年の作品、4年前。近いといえば近いが、遠いといえば遠いか。久々な感じがした。

コロナ禍の前と後で記憶が大きく隔たっているという事実が、自分の中で浮き彫りになった気がした。

北川理恵さん、流石の安定感。


3 パペピプ☆ロマンチック

今!今!今!

頭の中でここに書くのが憚られる替え歌(ミーム)が出てきて困った。

ベタベタなインベーダー感を出してくる昭和チックなテクノポップを、宇宙人と共闘する作品に持ってくる遊び心に当時は驚いた記憶。

近年、昭和っぽいネオンとかが新宿歌舞伎町の資本主義ビル始め世間一般の若人に向けたミームとして消化されつつある現在、このEDの映像は4年前にして先端を走っていたと勝手に宣言したい。


4 星座のチカラ

近年のプリキュアライブでも結構ブチ込まれており、色褪せない人気を覗かせる一曲。

12星座コールの「トーラス ジェミニ」のところだけ死ぬほどデカい声が出る。

私を競馬に目覚めさせた馬の名前なので…


5 Starry Story

イントロが気持ち良すぎたのと、まさかここでという意味で、変な笑いが出る。

夜モチーフ。雄大な星空、天の河、天体ショーを思わせるイメージソング。曲を聴いて意味合い、映像が連想される。いい曲を書いた、歌ったなぁ。素晴らしい。


6 教えて…!トゥインクル

人間たちはどこからやってくるの〜

キラヤバですね。

妖艶ながら気怠い「ピポパポピポォ…」がメチャ好きポイント。


MC

石井あみによる教えて…トゥインクル好きポイント解説があったような…気がする

ヒープリ衣装久々に着た話


7 ヒーリングっと♥プリキュア Touch!

ヒープリ、個人的にかなり好きな作品なのにコロナ禍でライブがなく、以降の単作ライブで歌ったりとちょこちょこ救済されてはいましたが、遂に声出しで観れたことに感謝。

北川理恵さんの生歌唱、バーケモン!!

わけわかんないほど跳んでた。


8 Good Good ハ〜イ!

正直に告白しますと、聴いてなさすぎてガチで思い出せずイントロが来た瞬間に「へ?何このリトル・チャレンジャー(WUG)みたいな曲は」と思っていました。

やたらとせわしない掛け合いで歌い出して思い出した瞬間、ハモリを覚えていた自分の身体に驚く。


9 Circle Love 〜サクラ〜

声出しというか、多動OKのこの環境でのサクラ。待ってました…

間奏からのラスサビの"無敵感"おかしすぎて、終始圧倒されつつもピョンピョン跳ねる。

歴代プリキュアソング全てのランキングを作るとしたら、TOP10には入ってくると自負する、超大好きな曲。

ライブハウスらしくCompをかけ低音が良く出る環境で、あの重いkickと踊るbass、それに負けないMachicoの明瞭なヴォーカルを浴びる。本当にこれがやりたかった。


EDのダンス・映像も好きで、時計の針が回るような動きで夜空が回り、天地逆転していくところ、サビでフラワーメロディベルを両手で持ってグルグル円を描き跳ねるところ。

映像美と歌詞・リズムにハマった印象的な振り付けが完璧で、全てが絶妙と感じられる。


この曲の歌詞をなぞってみると、これは「原因不明の病」から回復し、自分の足で新天地に立ち、友達を作り、いわば"全く新しい人生"をスタートさせた花寺のどかのことを歌っていると、容易に理解できる。

過去の苦しんだ経験も糧にした上で「希望と喜び」を決意し、高らかに宣言する。

長きに渡り病床に伏した人間が、快癒し、ほぼ初めてとなる院外の生活に心を躍らせる。

花寺のどかという壮絶な過去を持つキャラクターの心情と重ねると、歌詞の説得力が格段に増す。

最早、EDというよりOP。新しく、素晴らしい人生の始まりの歌。


落ちサビの「綺麗な夕焼け 輝く星空 素敵な景色 見つけていこう キミともっともっと」のところ。旅行好きという性分、ライブの直前にブルーライブの対岸・愛媛県は下灘駅で綺麗な夕焼けを見ていたこともあり、噛み締めて、号泣。誇張抜きに号泣していました。


奇しくもヒープリ放送開始と同時の2020年上旬、世界的に未知のウイルスが猛威を振るい、生活様式が一変してしまったという事実。そのウイルスとの戦いから脱しつつあり、生活に確かに光明が射してきた2023年夏という"今が持つ希望"が、この曲を歌った当時の、立ち上がれるようになったばかりの、花寺のどかと重なる。


音楽・ダンス・映像・歌詞・声出し解禁。三位一体ならぬ五位一体、さらに今日だけは「出かけようスペシャルデー」で、東京から広島までやってきたという特別感・高揚も加わり、無論同曲のステージでは過去一であったことは言うまでもない。

跳ねて踊ってクラップして叫んで泣いて笑って、全身で楽しむ。


生きてるって感じ!!!!!


11 Grace Flowers

許してくれません。高まりを停止することを。

強く、美しい、映画挿入歌。

のどかの曲であり、アスミの曲でもあり、ヒープリ本編終了後の映画公開ということもあってか、この作品を総括するかのような一曲。

ギャン泣き止まりませんでした。

本当に観たかったんです。単独ライブがなかったんで…

北川理恵さん、すごすぎ(本日4回目くらい)


12 やくそく 〜Original Remix Version〜

Machicoプリキュアのうた!収録の、ピアノイントロの余韻で始まる方。

ヒープリファンとしては、ここまでセットリストに散々殴られた後、静かにサイレントキラーにトドメを刺された感じ。

泣きすぎてよく覚えてない。

真実の高まり号泣があった。

ヒープリが好きで良かった。


13 We are Alive!!

イントロが始まった瞬間、会場から、私の全身から、断末魔が上がった。


ヒープリ最終回挿入歌。

シリーズ屈指の速い曲。シリーズ屈指の名曲。

ヒープリの楽曲、本当に強いんで、聴いて!digって!!

Aメロからサビにかけてどんどん手数(楽器)が増えてきて、サビで爆発する。

仲間が合流してきてクライマックスに至る流れは、シンプルだけど強い。

1曲目Hero Girlsのところでも書いたが、速くて激しいのに気品を兼ね備えるのが、実にプリキュアの音楽らしい。


同行者の1人が「We are Alive!!ホンマ観たい」とずっと言ってたので、そのことを思い尚良かったという気持ちが増幅する。


一本調子になりがちな、軽快な速い4つ打ちをブレイクするのが、間奏明けのCメロ。

いきなり5拍子に転換し、畳み掛けるかのように、重厚に歌詞を叩き込んでくる。

このCメロに抱かれ、落ちメロで溜めると、急転直下また激しいラスサビ。恍惚感、多幸感、全能感が凝縮された「これから明るい未来が訪れるんだな」と確信せざるを得ないパート。夢中で音楽を浴びる。


作曲:森いづみ

編曲:森いづみ

作詞:こだまさおり

な〜んだ。勝利が確約されてるじゃん…

本当にいい曲作るなぁこの人ら。最高です。

容赦ないテンポとメロディの曲を歌い上げる北川理恵さんに拍手を。


兎に角、ずっと観たかった。

今日は、ヒーリングっど♥プリキュア感謝祭 広島公演です。


Circle Loveからここまでの流れ、全部強力すぎ。

北川理恵さん、カッコ良すぎです。


MC

ヒープリとコロナウイルス

怒涛の北川理恵パートを褒めちぎる演者

広島の美味しいもの…お好み焼き!牡蠣!


14 Viva!Spark!トロピカル〜ジュ!プリキュア

会場であるブルーライブの目の前は海。

歌唱するMachicoは地元広島出身。

この場所で歌われるべくして歌われたトロプリのOP。

夏海まなつに倣い広島入りを「船旅」にした自分を褒めたい。ライブ前からトロピカってるんで。


地味に歌詞の細かな変化が多く、リズムもハメにくい場所があり歌うとなると難しい気もするが、軽快に歌い上げる。

このライブ、ヴォーカルに耳を澄ますと、口パクがなく全て生歌なので信頼ができる。

てかMachico本当にキーブレないし上から下まで良く声出るなぁと感心。


コーレスが多く、作品に恥じぬバカ明るい楽しさ。完飲。ごっそさん。トロピカりすぎ。


15 トロピカI・N・G

チルめなイントロで会場を一撃で掌握、ツカミは完璧。

もう1人の地元出身者が元気に歌い上げる。

ボーッと見惚れてたら曲が終わっていた。(何故かボーッとしていた)


16 CLAP! 〜勇気を鳴らせ〜 / Machico・吉武千颯・北川理恵

待望の声出し・3人歌唱!

コロナ禍で声出しが出来ない中、おそらく「手拍子で一体感を出せるボス曲を」との明確な発注があったのではないかと感じさせる、近年の単作ライブでも定番のバイブス曲。


シャウト、高音パート、ラップパートなど目まぐるしく跳ね回る本曲、シンガーが闊達に歌い上げ、フロアを制圧する。

言うまでもなく盛り上がった。


17 あこがれGo My Way!!

「朝〜夕アニメらしい元気なエンディングテーマ作って」と言われて出てきたかのような、個人的には"超スタンダードなアニソン"と感じている本曲。

疾走バンドでストップがあったり、コテコテな落ちサビがあったり、コーレスがあったり、"ああ、アニソンだなぁ"といやに安心する。


イベントでは長らく北川理恵と吉武千颯が共演する機会がなかったのか、吉武千颯単独での歌唱が続いていたが、遂に原盤の2人での歌唱が披露された。


18 えがおのままで

本作トロプリ、トロピカる部を総括する一曲。

ラス曲らしくしっとりとバラード……からのCサビでいきなり速くなり、いつものトロプリらしいテンションに戻る。本当にこの作品の楽曲はコンセプトが一貫している。


MC

ステージ上の3人で記念写真

北川理恵 プリキュアシリーズとの長い関わり

Machico プリキュアのうたのMV、デパプリ衣装着て地元呉市で録った話


19 Cheers!デリシャスパーティ♡プリキュア

近年のOPだと結構好きな本曲。

メロディがまぁ〜良く、構成もお約束感があり、Machicoの甘く楽しく力強く特徴的で心地良い欲張りなヴォーカルも、如何にもプリキュアの華々しいOPって感じ。

「これから、始まるんだ。プリキュアの宴が」というワクワク感、エグい。

当然高揚しない筈がない。


20 DELICIOUS HAPPY DAYS

イントロのベース気持ち良すぎだペェ…(唐突なペギタン)

踊る、身体を動かす、多動するのに完璧なベースライン。気持ちよくユラユラクネクネする。

ご飯を食べたら運動だよね。踊ろう!


21 Delicious Ambitious!

速さ・激しさの中に後期ED・ココロデリシャスらしい清爽さを併せ持つ総括曲。

2人のヴォーカルの軽妙な掛け合いが高まりの極致へと誘(いざな)う。


MC

石井あみが物販の光るブレスレットを光らせ続けていた話

石井あみはツッコまれまくる超天然キャラ

タオル曲(?)やるからみんなタオル振って


22 レッツ!fun fun time!

映画デパプリの3DCG短編の主題歌。目まぐるしい展開のお子さまドリーミアはよく覚えていたが、こっちは印象が薄く、本ライブでタイトルコールされた際「あ〜そんなのあったわ」という気持ちになったことを覚えている。少し申し訳なく思うも、後述の"事件"で、この曲は強く印象付けられることとなる。


Take1

イントロのベルみたいな音がよく聞こえず入りの歌い出しを完全にミスるアクシデント。

思わず"もう一回やらせて"と曲を止める演者。

そこからの立て直しまでのMCが怒涛だった記憶、Machicoが「最初の『ティンティンティンティンティーーン』って音だけ聞かせて」「心の中でワーッ!ってなって」みたいなことを超早口で言ってた。


Take2

ちゃんと歌い出せて、サビで優しくタオルを左右させる。

タオル曲か?タオル曲ということにしておきましょう。

多くのプリキュア本編のEDと比してもかなり「エンディング」らしい落ち着きと寂しさを含む余韻を持った曲で、作品が旧→新と進んできたこともあり、そろそろライブも終わりかなと気付かされる。


お子さまドリーミアもそろそろまた聴きたいなぁと思ったらR6.1月の20周年ライブに後本萌葉が来ると発表され、静かにガッツポーズ。


MC

次で最後の1曲→今来たばっかり〜!

ライブが続いて欲しすぎて「あと3日」って叫んだら演者にめっちゃ拾われました。私です。すみませんでした。

実際あと3日どころか6日くらいやって欲しかったんで許してください。1週間毎日ライブしましょう。


23 ヒロガリズム

ひろプリ、OPも好きならEDも好きで、特にEDの本曲は作編曲の方の感性?勘所?が私と似ているのか終始刺さりっぱなしで毎日ヘビーローテーションしてます。

まず、イントロがいい。しっかり心を握られるキャッチーなブラスに、シャレオツな裏がアクセントのブレイクが何度も挟まり「いい曲が始まる予感」がムンムン。近年のいいとこのJ-POPアーティストが作った、アルバムにだけ収録される「一般人にはそんなに知られてないけど、ファンからは"ライブで盛り上がる"と評される、隠れた人気曲」って感じが漂う。

歌い出しのAメロは楽しく、Bメロの入りは一転、フック的な狙いのありそうな哀愁パート、ブレイクのブラスがまたいい。いいんだこれ。サビは元気ながら出口は少し静かになるので「まだ聴きたい」と思わせる余韻がある。やめられない止まらない、かっぱえびせんかよ。

溌溂としつつも少し寂しい、これが実にプリキュアの"エンディング"お別れのテーマらしく、素晴らしい。

何故か間奏でエレキが超暴れてたり、Cメロ明けのブリッジのメロディは本当に頭に良く残るし、的確に私の好きポイントを突いてくるんです、この曲。


本ライブでは石井あみと吉武千颯の煌びやかなツインヴォーカルに舌鼓を打ちつつ、2番Bメロの「あの雲ももうすぐ茜色〜」でいきなり「今日が、ライブが、終わるんだな」とシュンとさせられたり、ライブの数日前愛媛県で見た瀬戸内海に沈む夕陽を思い出してエモくなってみたり。

空を飛び、陸を走り、海を渡り広島にやってきた思い出がいい音楽と共にバーッと去来していました。


はぁ。いい曲。またひろプリライブとか今後のライブでも浴びさせてください。


一旦ハケ アンコール

めっちゃ元気の良いオタクがいて「アンコーーーール、イグゾ〜〜〜〜!!プーリッキュア!プーリッキュア!……」とめっちゃデカイ聲でアンコを先導していた。

今思えばそのオタク3公演全部来てた。


再登壇後は4人の感想。

MCの内容あんま覚えてないけど北川理恵がめっちゃ他の人のMCの時に泣いてて、釣られてみんな泣き出す。そして1人だけめっちゃニコニコのMachico。平常心。

石井あみプリキュアで歌手デビューした話。

ティッシュを取りにダッシュする北川理恵。

吉武千颯が"おじいちゃんが来てて、おそらく人生初ライブじゃないか"的なことを言ってて、いやぁ、いい孫に恵まれましたね……


EN シェアして!プリキュア

ヒープリ好きなので、ヒープリのボーカルアルバムにポッとVo.五條真由美の本曲が入り、驚いたことを覚えている。

聴いてみると今までならオールスターズとかで流れていたような汎用全体曲で、メロディは超いいし、順当にテンション上がるし、歌詞もひたすら前向きだし、「世代を超える〜」とかあるし、作品イメソンとしてヒープリのアルバムに収録されるだけで終わりというのは勿体ないな〜とか思っていたが、その懸念は杞憂に終わる。

歌詞の通り世代を、作品を超え、近年のプリキュアシンガー皆がこの曲を歌っており、所謂「永遠のともだち」「キラキラkawaii」「ガンバランス」のような曲であったと、後に追認される。


コロナ禍でお流れになっちゃったオールスターズ系映画に向けて用意した曲だったのかな…とか穿った見方をしてしまうが「恐怖に立ち向かう・恐怖を打開する・恐怖に震える者の手を取ってあげる」といった意味合いの歌詞が本曲のリリース当時の状況、即ち「コロナが全世界を得体の知れない恐怖と混乱に陥れていた状況」からの打破を、またその他の歌詞も"何気ない、しかし幸せな日常"への渇望を描いている部分が明白に見受けられ、コロナを意識した新録という方が自然だろう。


メロからサビへ向けどんどんテンションが上がっていく構成、コテコテなんだけど燃えてきちゃうんですよね。

メロディが終始秀逸でどこを切り取っても絵になる上、緩急もあり聞き飽きないスルメ曲なので、是非皆様もご一聴ください。


アンコらしく客席の左右共良く見えるよう演者が入れ替わりながら、自由に動きながら歌われる。

4人全員歌唱でのオーラスシェアプリ、落ちサビの恍惚感が異常。あらゆる憑き物が落ちる感じがした。

 

歌い終わり〜終演

会場内顔見せ ありがとう〜→ハケ

ハケ後4人で終演アナウンス

4人で広島弁「ほいじゃあね〜!」

万感の、鳴り止まぬ拍手。ライブで喰らいすぎて放心してるオタク、興奮気味に話してるオタク、笑顔で粛々と荷物を片付けて帰り支度をするオタク…

 

プリキュアらしい楽しいコーレスが出来るようになった声出し復活のライブは、想像以上に濃密で、終演直後に「大阪ではオルスタになる上一番プリキュアにドハマりしてた中10年の曲やるとか、生きて帰ってこれるだろうか」などとうすぼんやり考えていた。

 

ライブを終えて

仲間とODSで軽い打ち上げの後、そのまま広電で各人のホテルにほど近い繁華街へ。

夜遅い時間でも空いてる店を調べてフラッと入った「修竜」さん。

出るもの出るもの全部がメチャクチャに美味しく、全員口を揃えて「美味い」を連呼。多分次に広島行った時もこの店寄ると思う。

ライブ後や旅行ということを抜きにして、普通にキムチとかホルモン焼きうどんとか出てくるものの全てが絶品だった。しかも(大所帯だったからかもしれないが)会計したら想像より遥かに安く、2度3度衝撃を受ける。

お好み焼きもいいんですが、ホルモン焼きうどんが本当…凄まじい美味しさで…

 

セイク(酒)でCheers! デリシャスなパーティになりました。

 

結局1時近くまで飲み、深夜の広島市中心部を歩いてホテルへ。

見慣れない旅行先の街を深夜に歩くのが大好き。終電など気にすることなく、寝静まった街を歩く時だけは、自身は余所者・ただの旅行者ながら「その街の一番濃ゆいところ」に溶け込めたような気がする。

 

軽くシャワーを浴び、興奮の中マスクがブッ壊したTwitterに感想を書きまくり、この投稿の元になったMCメモや覚えてる限りのセットリスト、出来事をメモしつつ寝酒を入れ、寝落ち。

すこぶるベッドが快適なホテルで、泥のように眠ってたらもう旅行最終日の日曜。ニチアサ?寝坊じゃい。東京で録画してあるから許して。

 

最終日はスカイレールに乗りに行き、広島空港からまたもやJALで羽田へ。

めでたしめでたし

 

感想

狭めなライブハウスでやるプリキュアのライブ、良い…

演者と近い無銭イベの延長にそのままライブがあるような錯覚に陥り、いつだかこんなステージ観たような〜というデジャヴがあったり、演者の熱、フロアの熱が互いに密に感じられたり、本当にプレミアムな時間でした。

ライブが好きで、プリキュアが好きな私への、大きな大きなプレゼントだと勝手に思ってます。

 

そしてライブサーキット!チケ代が!!安い!!!手数料やらなにやら入れても大体7100円!!!!!

こうでなくっちゃ!!!

と言いながらもプリキュア20周年ライブはS席14000円でも平然と行こうとしています。

働けってことですね。お仕事うんと盛りだくさん。

 

大阪・東京もセットリストが公開されたので頑張ってまた感想を書きたいんですが、しばらく休日出勤が続く上オールスターズFも控えてるので気長にお待ちください。

大阪も東京も感想の叩き台となるメモは残してありますので、忘れないうちにアウトプットします!

 

ひろプリライブ、そして20周年ライブでお会いしましょう。

かしこ