競馬を始めよう! ③中央競馬と地方競馬の違いって?

みなさまこん○○は。季節はずれの発熱でクラブ・アイドル漬けになるはずだった週末を棒に振り、不完全燃焼の北大路さくらです。

今日は久々の競馬シリーズ。「中央競馬地方競馬の違い」編です。

 

一般的に調べればわかる「制度・設備の違い」から、おそらく皆様が最も欲しているであろうぶっちゃけ話の「配当や予想の組み立てなどの違い」まで、段階的にやります。

そもそも、中央競馬地方競馬の競馬場ってどこなの?という点からスタートしましょう。

中央競馬の競馬場

北から順に

札幌 函館 福島 新潟 東京(府中) 中山(千葉県) 中京 京都 阪神 小倉

 

地方競馬の競馬場

北海道:門別 ※ばんえい(かなり特殊なレース形態なので例外的扱いにします。)

東北:盛岡 水沢

関東:浦和 船橋 大井 川崎

中部:金沢 笠松 名古屋

近畿:園田 (姫路:実質休場中)

四国:高知

九州:佐賀

 

このような形です。

ちなみに私は中央競馬では阪神と、地方競馬では園田と相性が良いです。

それでは本題に入りましょう。

 

 

違い1:運営している母体が違う!

中央競馬農林水産省の監督の下、JRAが運営しています。

地方競馬は大井競馬なら東京都特別区が、川崎競馬なら川崎市が、園田競馬なら兵庫県がといったように、各地方自治体が監督して運営されています。但し、馬券購入のシステムは各組織で連携が取れており、基本的に地方競馬の馬券発売所では同日開催なら他の地方競馬の馬券も買うことができます。

 

また最近では中央競馬開催日に地方競馬の場内・場外発売所でも中央競馬の馬券を購入できることが多いです。

地方競馬施設J-PLACEにおけるJRAの勝馬投票券発売のご案内 JRA

 

違い2:開催日時が違う!

中央競馬は土日(月曜が祝日なら月曜開催もある)の、日中しか開催しません。

地方競馬は曜日に関わらず開催があり、また開催時刻も日中から最終発走が20:50などのナイターまでまちまちです。

私が住む関東の地方競馬場は、中央競馬と開催が被る土日には開催しません。

 

平日の仕事終わりに競馬をするなら地方しかできないということですね。

 

違い3:コースが違う

中央競馬は花形競争の大半が「芝」のレースで、「ダート」はサブ的な位置づけ。但し、どの競馬場にも「芝」「ダート」それぞれのコースがあります。

地方競馬は9割9分「ダート」しか設備がありません。(※盛岡競馬場だけ芝コースもあります)

 

芝はダートに比べて維持費がかかるので、規模の小さい地方では導入しづらいのでしょうね。

 

馬券を買うときに注意したいのが、芝とダートの傾向差です。

中央競馬の芝レースに慣れている人がダートを買うときに気をつけたいのが、ダートコースは馬が散々走った後でもローラー車(野球のトンボみたいなアレです)でガーッと地面を馴らして元通りなので「コースの内外で馬場の状態差が少ない」ことや、その他もろもろの理由があり、基本的には「逃げ・先行馬有利」の傾向が強いといわれていることです。

また、地方競馬の競馬場はホームストレッチ(ゴール板があるゾーンの最終直線)が短いところが多く(大井など例外はありますが)、最終の直線一気を狙う差しが届きにくいというのはよく知られたところです。

 

非常にざっくりとした説明にはなりましたが、地方のレースでは基本的に最終コーナーを曲がるくらいでは馬群の先頭~中団にいないとほとんど馬券にならない気がします。もちろん強烈な末脚で勝つ馬もいるので一概には言えませんが…

 

違い4:ぶっちゃけスピード感や騎手のレベルが違う

各所から怒られそうなのですが、実際のところ

中央競馬は一概にレベルが高く

地方競馬は低いです。

 

これは中央競馬の方が賞金が圧倒的に多く、またトレーニングする施設なども充実しているからでしょう。また出走頭数も中央のほうが多いので、揉まれる内に騎手の腕も自然と磨かれるのですかね。

しかしながら私の体感では荒れた展開になるレースは体感では出走頭数が中央と比べて少ない地方競馬(の特に下級競争)の方が多く、中央競馬では馬の実力・騎手の手綱通りに展開するレースが多い気がします。勿論例外もありますよ!

 

ぶっちゃけ、地方はダート専門なので「とりあえず馬群先頭にいればOK」という競馬しかできないように見えてしまう騎手なんかもいます…

翻って、ある地方は絶対この騎手、というズバ抜けて上手い騎手もいるのは確かです。特に佐賀や水沢など。誰とは言いませんが…その2つの競馬場ではその人の馬くらいしか見ません。

 

また、地方競馬の下級競争(賞金取得額やポイントが低い馬のレース)だと、馬のレベル感にもそれほど目に見える差がないため、まぁ~~~~荒れます。平気で1番人気が先行できずブービーなどしょっちゅう。なので地方競馬は格上のレース以外買わないようにしています。

 

違い5:ぶっちゃけ払い戻しオッズが違う

これは出走頭数の多寡によるところも大きいのですが

中央競馬の払い戻しに比べて、地方競馬は安い…と感じることが多いです。

 

仕方ない。これは仕方ないんです。

中央競馬の方が1レースごとの出走頭数が多く、

地方競馬の方が大体少ないんです。

16頭のレースと8頭のレース。普通に考えたら8頭の方が当てやすいですよね。

勿論これも例外があって、園田や大井は12頭立ての大レースもしょっちゅうなので、そこはちゃんとオッズが出ます。

 

出走頭数の違いは、馬券を買うときに考えるべき重要なポイントですね。

やはり少頭数のレースは買い目をある程度絞らないと当たっても安いです。

 

違い6:ぶっちゃけ八●長っぽい謎騎乗があったりなかったり?

グレーゾーンのことはあまり書きたくないのですが、実際見ていると…ね。

中央競馬はそんなことないとは思うのですが、地方は魔窟です。

 

詳しくは書きませんが「私が絶対に買わない地方競馬」を記しておきます。

 

金沢 笠松 名古屋 この中部圏の地方競馬は、やめましょう(^^)

特に金沢は絶対に買っちゃだめですよ。

あとは高知も不穏なので買いません。

 

この話題になるとよく挙がるのが、出走頭数が多いためか荒れるレースが他の地方と比べ多いと言われる「大井と園田」ってどうなの?という話ですが

私はこの2つの競馬場、結構得意なんです。

というのも、荒れそうなレースの条件というのは、出走頭数が多いことを除いて

「メンバー内に抜きん出て強い馬がいない」「悪天候」などが挙げられるかと思うのですが、このようにちょっとでもわからないな~と思ったレースは買わないからです。

それを省いていくと、地方で買えるのはどうしても9R~メインなどの上級レースになってしまうのですが…

たまに下級戦でも光る新馬などが居たらピンポイントで狙い撃ちするくらいですかね。

 

大井(南関競馬)や園田は(おそらく)運営がちゃんとしている競馬場なので、レースを選んだら大体最後は騎手と馬の実力通り来るイメージで、私は悪い印象はないです。

 

最後に

実力が抜きん出た馬は、やはり中央競馬に多いと思います。

特に狙い目は未勝利戦。大抵前走で見所があった馬がそのまま勝つイメージ。

 

翻って地方は、あまり言いたくはないのですが「中央競馬からの移籍馬」つまり「中央では力不足だったために地方へ移籍してきた馬」を狙うことが多いです。

もちろん地方生え抜きでいい成績を残す馬も沢山いるので、推し馬も沢山居ます。

地方ではほとんど下級クラスの競争・悪天候時は買いません。本当に荒れるので。これだけは徹底しています。

 

中央も地方もそれぞれ特徴・面白みがあるので、余裕があったら是非手を広げてみてください。

私は中央では「分析する競馬」を行い、地方は推し馬やジョッキー買いなど「半分道楽」という感じの買い方です。