「競馬っていいなぁ…やってみようかな…けど馬券の発売所は殺伐としてるし、周りに聞ける人もいないし…」
ご安心ください。
今日は #アイカツ競馬部 新入部員として、この記事で馬券の買い方を懇切丁寧に解説します!
但し、馬券購入は20歳になってから!
競馬場には何歳でも入れるので、競争を見たり場内でご飯を食べたりというのは20歳未満でもOKですが、馬券の購入や譲受は禁止です。
J○A公式サイトの「馬券の種類」解説ページは、わかりづらい!
このページに解説があるのですが、ピンと来るような来ないような……
基本的な種類は抑えているのですが、それでいて「軸○頭ながし」「ボックス」などの詳しい「買い方」の説明まではされていないというあと一押し欲しい内容。
今日は基本を抑えながら、最後の応用編ではそこまで触れながら説明してまいります。
馬券の種類をすっ飛ばしていきなり「買い方」の解説から読みたい場合は下のリンクをどうぞ
基礎編 ~馬券の種類はどのくらいあるの?~
平たく言うとこの8種類が個人的な「種類」かなと思います。
色分けしたのは、その馬券で「指名する馬の数の違い」を表しています。
- 赤字…1頭を指名
- 青字…2頭を指名
- 緑字…3頭を指名
- 紫字…場合によって変動します。
具体的に種類ごとの解説に入る前に、抑えておくべき「基礎知識」から説明します。
競馬って、何位までを予想すればいいの?
馬券の買い方にもよりますが、「1位」あるいは「1位・2位」「1位・2位・3位」を予想すればOKです。
面白いことに、「2位・3位」「2位」「3位」「1位・3位」を予想しても、馬券の買い方次第では的中となります。
極論、4位以下は全く必要がないので、考えなくて良いです。
馬券はいくらから買えるの?
最低100円から、以降100円刻みで購入できます。
まずは「単」と「複・連」の違いを覚えよう
上記した8種類の馬券種類の中に「単」と「複」「連」という文字が多いことにお気付きでしょうか。
平たく説明すると
- 「単」が付く馬券…選んだ馬が、選んだ順番通りに来ないとダメ!
- 「複・連」が付く馬券…馬を選んで、上位に入っていれば順番は関係なし!
このようなイメージです。
どうでしょう、なんとなーくイメージを掴んでいただけたでしょうか?
「1~3位を予想すればOK」
「単」「連・複」という文字で順番を考えるか変わる
この2つを抑えていただければ上出来です。
それではいよいよ馬券の種類ごとに個別解説していきます。
1.単勝
「1着に来る馬 1頭を当てる」
非常にシンプルな買い方です。とにかく選んだ馬が先頭でゴールすれば勝ちです。
オッズ(払い戻し金の多さ)は、超人気馬だと「100円賭けて110円しか帰ってこない」など少ないこともありますが、あまり人気がなかった穴馬が来れば「100円賭けて3,000円帰ってくる」など大きいこともあります。人気によりマチマチ。
2.複勝
「1~3着※に来る馬 1頭を当てる 順位は1~3着どこでもいい」
えっ!?1頭選んだ馬が、1~3着どこでもいいの!?優しい!
但し、米印の内容が結構重要なので最後まで読んでくださいね。
的中確立も高い基本の買い方です。
その反面、オッズは期待できません。人気馬なら1.1~1.8倍程度、穴馬でも3.0~15.0倍程度に収束するケースがほとんどです。
また、突っ込んだ話をすると地方競馬(ここでは解説しないので気になった方は自分で調べてください)では、的中しても「1.0倍」つまり「100円で買ったのに払い戻しも100円とプラスマイナス0」ということも往々にして起こるので、注意してください。
中央競馬では、どんなにオッズが低い人気馬の複勝でも「JRAプラス10」(
)制度により、大体1.1倍で帰ってくるので手堅く増やしたい時に活用してみてください。それでも極めて希に100円返しの時があるのですが…(どっちやねん)
例えば「どう考えてもこの馬来るやろ」みたいなレースで、複勝が1.1倍しか付かなくても、100円ではなく、10万円賭けたらどうなるでしょう?勝てば11万円と「1万円」も利鞘を取れる計算です。もちろん外れれば10万円パーですが…
「ひたすら複勝だけに多額を投じている競馬師がいる」くらい、場合によっては堅い買い方なので、是非抑えておいてください。
※ただし、出走馬が「7頭以下」の場合は、的中対象が「1~2着の2頭」へと縮小されます!
地方競馬では7頭以下の小レースが結構あるので、気をつけてください!
~番外編~
馬券を買う時に「折角なら選んだ馬の名前が載ってる奴が欲しい!」と思うこと、ありませんか?
私はあります。なぜならオタクなので。
ちなみに単勝と複勝を1枚の馬券で購入できる「応援馬券」と呼ばれる買い方もあり、それも名前が出ます。更に「がんばれ!」という文字が馬券上部に出ます。
↓応援馬券
こんな感じでデンッと名前が出ます。但し複数馬を一気にこの買い方で買うと1枚に何頭もまとめられちゃいます!推し馬の記念馬券などを買う際は1回に1頭ずつ買うようにしてください。気をつけてくださいね。
3.馬単
「1着と2着に来る馬2頭を 順位通りに当てる」
ここら辺から少しずつ難しくなってきます。
「1着は絶対コイツ!2着は絶対コイツ!」と、順位当てに自信がある時に買いましょう。
シンプルなのですが、2頭も正しい順番を当てる必要があるため、オッズはそこそこ付きます。
複数の馬を当てる必要が出てくる辺りから、馬券の種類の次に「買い方」を考える必要が出てきます。それは最後の「応用編」で説明します!
4.馬連
「1着と2着に来る馬2頭を当てる 順番はどちらが1着でも2着でも問わない」
私が比較的よく買う買い方がこの馬連。
「あの馬とこの馬の2頭で決まりだろうけど、どちらが1着になるか2着になるかわからないな…」という時に力を発揮する馬券です。
例えば「1着:10番」「2着:16番」だった場合か、「1着:16番」「2着:10番」だった場合に、「10-16」の馬連を購入していれば当たりです。(馬連の番号表記は必ず若い順に表記されます。)
先程の馬単と比べ、2頭がとりあえず1,2着に入れば順番は問わないため、オッズは劣ります。(極めて希に穴馬が入った場合など券種の販売状況により、オッズにほぼ変わりがないかむしろ馬単より上がるという逆転現象が起こるケースもあります。)
馬券販売締切までリアルタイムに推定オッズが公開されていますので、それを見ながら買いましょう。
5.ワイド
「1~3着に来る馬2頭を当てる 順番はどちらも1~3着以内に入っていれば問わない」
これが「1着・2着」はもちろん「2着・3着」「1着・3着」でも当たりとなる、結構当たりやすい変り種の馬券です。
「実力拮抗で読みづらいけど…この2頭はきっと上位には入るだろう」という時に買いましょう。
但し、オッズは往々にして低いです。人気馬同士だと1.4~2.0倍程度ということもありますが、人気馬-中位人気馬の組み合わせで5.0倍、穴馬同士で10倍・20倍オーバーなどもありますので、かなり使いやすい種類です。
オッズが著しく低い人気馬同士のワイドは、点数(選んだ馬の数)を増やすと「当たったのに払い戻し金の方が購入金額より安い!」ということもよくあるので、基本はピシッと1点買い(1つの組み合わせしか買わない)になります。
あるいは、3着くらいまでには穴馬が入ることを狙って「オッズがある程度出る穴馬を絡めたワイドを2点・3点ほど買う」という買い方もよくやります。
当たりやすい分、堅い買い目だと安い、でも穴狙いも買ってみやすいと結構奥が深い券種なので色々試してみてください。
6.三連単
「1着・2着・3着に来る馬3頭を 順位通りに当てる」
全ての競馬ファンの憧れ・最高難易度の券種です。馬単を3着まで拡げたイメージです。
「三連単1→5→9」という馬券なら、「1着:1番」「2着:5番」「3着:9番」以外の着順は全てハズレです。たとえ2着9番・3着5番とちょっと入れ替わったといった場合でも、ハズレです。
オッズは、当然一番高いです。
「1番人気馬→2番人気馬→3番人気馬」で買っても、出走頭数8頭などの小さなレースでも8倍以上は当たり前、中央競馬でよく見る16頭ほどのレースなら30倍~といった具合でしょうか。
下位人気馬が数頭入るなど大荒れになると、平気で「10,000倍」超え、つまり100円しか買わなくても100万円~で帰ってくるような三連単が発生します。
まぁ~これは当たらないです。出走頭数が少ないレース以外では、自信も勇気もないので私は買えません。
超堅い馬や期待の馬がいる時に、1着だけその馬に決めて2着以降は複数馬に流して購入する、という以外はまず買わないです。馬と着順の選択肢を広げれば広げた分だけ購入点数が増え、投資額がどうしても増えてしまうので怖くて手を出せないです。
当たりにくい分当たればリターンがものすごくデカく、一発で今までのハズレ分を取り戻せるような当たりになることもあるので、普段から穴馬を絡めた万馬券の三連単ばかり買い続けている人も一定数存在するようです。
7.三連複
「1~3着に来る馬3頭を当てる 順位はどの馬が1~3着でも問わない」
三連単と比べると、大幅に難易度が低下します。馬連を3着まで拡げたイメージです。
結構人気が高い買い方の1つで、そこそこのオッズとそこそこの当てやすさが両立するケースが多いです。
10頭以上のレースで「4,5頭くらいは上位に入りそうな馬がいるんだけど、とりあえず全部抑えておきたい!」「この馬は絶対1~3着には入るだろう、でも対抗になる馬をなかなか決めきれずあと4頭くらいは見ておきたいな…」など、様々な場面で選択肢に入る券種です。
私はこの三連複を最も使っています。後述する「ボックス」「軸1頭ながし」などの買い方を駆使して、いつもおいしくリターンをいただいております。
8.枠連
「1着・2着に入る馬が含まれる枠番2つを当てる 順位はどちらが1着でも2着でも問わない」
ここで新ワード「枠」の登場です!
この概念の説明は、競馬出走表を見るのが一番手っ取り早いので画像を一枚。
「1 キタサンブラック」「2 ゴールドアクター」「3 ムスカテール」3分間待ってやる!
など、馬の名前のすぐ前に来る数字が「馬番」言ってしまえば「そのレースにおける、その馬を表す名前の代わり」みたいなものです。今まで「1着:10番」「2着:16番」という言い方で呼んでいたのは、この「馬番」のことです。
要は「馬の名前と同じことを言っているだけの数字」なので、あまり気にしなくていいです。
そして、「馬番」の上を見ると、なにやら2頭ずつ区切られて
「■1」「■2」…「■8」まで、色分けされ更に別の数字が振ってあることに気付くかと思います。
これが「枠番」です。
この、馬の出走位置によって区切られた「枠」により、レースを見るのが「枠連」なんですね。
ここでいくつか注意しておきたいのは
・「枠」は、必ずしも2頭で1枠ということはなく、1頭で1枠しかならないものもあれば、3頭で1枠と、もっとまとめられることもある。
・1枠に2頭以上入っている場合に、例えば「1着:1番(1枠)」「2着:2番(1枠)」と同枠の馬が1,2着でフィニッシュした場合、「枠連1-1」(通称「ゾロ目」)じゃないと当たりにならない。
という点です。
同枠-同枠でフィニッシュすることもまぁまぁあるので、注意が必要です。
ここで「枠連」の具体的な説明に戻りましょう。
どのようなケースで「枠連」を買うのかといいますと…
「○枠の2頭が両方ともまぁまぁ着そう、▲枠の2頭のうち片方は多分1着か2着に入るだろう」というように、これもとかく絞れない時に買うのが基本かなと思います。
また「穴馬を絡めたい時に、穴馬がいる枠の中に別の穴馬や中位人気馬がいれば『おっ、この馬も入れられるのか。ラッキー』となって買いやすい」
といったケースが想定されます。
言ってしまえば「地味」な券種なので、あまり日の目を見ることがないのですが、1点オススメの買い方を伝授します。
例えば、先程の画像で「1,2着は1番と2番!馬連で勝負だ!」というケース。
両方とも「1枠」と同枠で、1枠には1番2番以外の馬はいません。(この2頭しか入っていない枠です。)
オッズを確認してみてください。
「馬連 1-2」と「枠連1-1のゾロ目」…馬の組み合わせは全く同じなのに、
往々にして枠連ゾロ目買いの方がオッズが高いんです!
最近あった実例を画像で紹介します。
2018年6月16日(土)阪神競馬場2Rの結果です。
この画像では枠番は数字での記載がありませんが、一番左の"色分け"が枠です。
抜粋ですが、1枠に2頭ずつ入っていますね。
それで、結果が…
このように、1着と2着が同じ色の「6枠」です。
なので、枠連での当たりは「6-6」のゾロ目となります。
ちなみにこの「6枠」には、8番と9番の2頭しかいないので、
「馬連8-9」と「枠連6-6」は、全く同じ馬を買ったことになります。
そして、払戻金のオッズは…?
「枠連6-6」15,210円
「馬連8-9」11,010円
何故同じ馬を同じように買っているのに、枠連と馬連で4,000円以上も差が付くのか…!
そう、「枠連のゾロ目買いはほとんどされない」ので、その分人気が低くなりがちなため、払戻金が高くなることがある
という実例でした。
※当然例外もあります!逆に安かったり…
「同枠の馬連を購入するときは、締切時間に余裕があったら、枠連ゾロ目のオッズも見てみよう!」
応用編 ~券種ごとの「買い方の種類」を見てみよう~
馬券の種類を覚えたなら、次は買い方を学びましょう。
単勝・複勝以外の「複数の馬を選ぶ券種」では、色々な買い方があります。
順番を当てなくてはならない「単」シリーズも、上位なら順番は問わない「連・ワイド」シリーズも、どちらもほとんど同じ概念で買い方を選べます。
例えば「馬連」で…
「『1,2,3,4番』この全部が1,2着に入る素質あるし、オッズもまぁまぁだから、とりあえず含まれる組み合わせを買おう」などと思った際、いちいち「1-2」「1-3」「1-4」「2-3」「2-4」…と1つずつ買うのは面倒ですよね。
そういった時にはちゃんと、全ての組み合わせを一発で購入できる買い方があるんです。
試しに出したこの例では「ボックス」という買い方で購入してやると、最も楽です。
この他にもいくつか買い方があるので、順番に紹介していきます。
抑えておきたい「買い方」の種類
- ボックス
- ながし
- フォーメーション
大きく分けてこの3つです。
そして、基本的なことですが覚えて頂きたいのは、全ての買い方で
同じ数の馬を選んだとしても、順番当てが必要な「単」は、順番を問わない「連・ワイド」に比べて、組み合わせが増えるので購入点数が多くなる。
というのは、念頭に置いてください。
では1つずつ解説していきましょう。
1.ボックス
「複数馬を一挙に選択し、選んだ馬全てが含まれる組み合わせを購入する買い方」
言葉にするとわかりづらいのですが、順番当てが必要な「単」でも、順番当てが必要ない「連・ワイド」でも
「選んだ馬の中で作れる組み合わせを全て作り、 何が着ても当たりとなるように全部一気に買う」という買い方です。
「ボックス」という名の通り、箱の中にポンポンっと馬を入れたら、全ての組み合わせでお買い上げ。という感じですね。
例えば、5頭の馬をボックスで選んだ時に
馬単ボックスでは→20通り(最低2000円から、以後4000円・6000円…で購入)
馬連・ワイド・枠連ボックスでは→10通り(最低1000円から、以後2000円・3000円…)
3連単ボックスでは→60通り(最低6000円から、以後12000円・18000円…)
3連複ボックスでは→10通り
と、買い方により含まれる組み合わせの数にばらつきがあることがわかります。
どうしても買い目が多くなりがちなので、馬券が当たったにも関わらず、購入金額よりも払い戻し金の方が安い「トリガミ」になりがちです。
わかりやすい買い方の分、選択馬数を絞るか、オッズがある程度出るレースや馬を狙うかという調節が必要になりますので、そこは注意ですね。
2.ながし
「『この馬だけは○着に/○着までに絶対に来る!』という馬を1頭だけ『軸』として指名し、後は複数の馬を選んで購入する買い方」
「もしも軸に選んだ馬が入らなかったら、全てハズレ」
このようなイメージです。枠連の場合は馬という単語を枠に置き換えてください。
「ある馬/ある枠と心中するのは決めている!後はそこから幅広く選択肢を持ちたい」という時に使います。
「軸馬を複数頭指名したい」または「軸以外の馬を変則的に指名したい」という場合には、後述する「フォーメーション」という買い方になります。
「ながし」という買い方は、その中にもいくつかバリエーションがあって複雑なので、券種ごとに解説してまいります。
馬連・ワイド・枠連の「馬か枠2つ」を選び、順番は問わない買い方におけるながし
例えば、馬でも枠でも「1番は絶対入るので軸、後は2,3,4番どれか」と考えたら、購入点数としては
「1-2」「1-3」「1-4」の3点、つまり軸馬・軸枠以外の選択数がそのまま購入点数になります。この場合は最低300円からの購入という形に。
順番は問わない買い方なので、順位はどっちが1着でも2着でもOKですね。
但し、軸の「1番」が入らず、たとえ「1着:2番」「2着:3番」などだったとしても、それはハズレです。
馬単におけるながし
馬単におけるながしは「1着ながし」「2着ながし」の2パターンがあります。
先程の番号を踏襲して説明しますと「1着は絶対1番!2着は2,3,4番のどれか」と考えた場合に買うのが「1着ながし」で、軸は1番から、購入点数としては
「1→2」「1→3」「1→4」の3点となります。
先程のように「軸」の1番が外れるのはもちろん、当然「馬単」は順番を当てる必要があるので、「1着:2番」「2着:1番」などと逆転してもハズレです。
翻って「2着はコイツだ!」と、2着を決め打ちして軸に、後は1着となりそうな馬を複数選択するなら「2着ながし」を使います。これは名前の通りなので特に説明することもないです。
「マルチ」について
「1着ながし」「2着ながし」共に、「マルチ」というオプションをつけると、いわゆる馬連のように、逆順の馬単も一気に購入することができます。
例に出している「1着は絶対1番!2着は2,3,4番のどれか」というケースなら、基本の
「1→2」「1→3」「1→4」に加え、「2→1」「3→1」「4→1」の馬単も購入、合計6点の買い目をそろえる形になります。
「それなら馬連でいいだろ!」と思うかもしれませんが、オッズが微妙に異なってくる(特に穴馬1着→本命馬2着になれば馬単の方が格段にオッズが高くなりやすい)ので、このような選択肢も用意されています。
3連単におけるながし
最も「ながし」のパターンが多いです。
「1着ながし」「2着ながし」「3着ながし」の「軸馬1頭だけ選ぶ」系と
「1・2着ながし」「1・3着ながし」「2・3着ながし」の「軸馬を1頭ずつ、計2頭決めちゃう」系、計6種のながしがあります。
上の「馬単におけるながし」で出たことが3頭に増えただけなので、もう説明することも特にないかと思いますが、「軸馬以外の選択肢の取り方」について、例を出して説明します。
軸馬を1頭だけ選ぶ場合における、軸馬以外の選択肢の取り方
軸馬を1頭だけ選ぶ買い方の場合、軸馬以外は複数頭を選択できます。
例えば「1着は1番、2着か3着は2,3,4番のどれかだろう」と考えた時には、「1→2,3,4→2,3,4」と比較的後ろを幅広く取った馬券が買えます。
イメージとしては「軸馬以外の部分は、ボックスで買っておく」ような感じです。
この場合の購入点数は「1→2→3,4」「1→3→2,4」「1→4→2,3」の計6点です。
ここで注意して欲しいのは、「軸以外の馬は、全てボックス買いとなる」ところです。
先程の例を踏襲して「1着は1番、2着は2,3,4番のどれかだろう。でも3着は2,3,4,5番かな」など、軸以外の馬の順位を変則的に選びたい場合には、後述する「フォーメーション」という買い方になります。
一応、3連単のながし投票にも「マルチ」があります。
が、かなり複雑なのでマルチで購入したことはありません。
気になる人は↓JRAのホームページに詳しい例があるのでそちらをご参照ください。
3連複におけるながし
こちらも「軸馬を1頭決める、軸1頭ながし」「軸馬を2頭決める、軸2頭ながし」の2パターンがあります。
但し、1~3着に軸馬が入っていれば順位は問わないので、複雑さはないです。
後は先程の3連単における部分と同じで「軸馬以外の部分は、ボックス買いのような感じ」なので、説明は割愛します。
私が一番良く買うのはこの「3連複・軸1頭ながし」という買い方だと思います。
3.フォーメーション
説明がかなり雑になってしまいますが…
平たく言うと「『軸』馬を複数頭選べるようにして、全部『軸』同士の組合せで勝負する馬券というイメージ。
軸馬の頭数は1頭でも何頭でも良いので、選び方によっては「ながし」と全く同じ買い目を作ることができる、「ながし」の上位互換のような買い方です。
「単」系馬券におけるフォーメーション「1,2,3着それぞれの『軸』馬を1頭~何頭でも選択して、その組み合わせを全て購入する買い方」
「連・ワイド」系馬券におけるフォーメーション「1,2,3頭/枠目それぞれの『軸』馬を、1頭~何頭でも選択して、その組み合わせを全て購入する買い方」
このように言えるのですが、意味わからないですね。
自分でも言葉にすると良くわからない買い方です。
「あれも買いたい、これも買いたい…でもある程度は順位予測できる…」と「中途半端で悩ましい時」に使いましょう。
例で説明するのが一番早いのでそちらに切り替えて行きましょう。
馬連・ワイド・枠連のフォーメーション
例のごとく枠連については頭の中で「枠」に置き換えて考えてください。
例えば「1,2番は強いけど潰し合いそうだし、どちらかが上に入った時には3,4番がそれ以外のところに入るだろう」と考えたケースでは「1,2」(1頭目)-「3,4」(2頭目)のフォーメーションを買う感じです。
「1-3」「1-4」「2-3」「2-4」の4点を買う形となります。
もちろん「連」シリーズなので、もしも逆順でゴールしても当たりです。
しかし気をつけたいのがこのケースでは同軸同士の「1-2」「3-4」は含まれず、あくまでも「軸その1」-「軸その2」で入らないといけないということです。
買い方としては「軸その1は1,2番」「軸その2は1,2,3,4番」など、被らせて買うこともできます。
馬単におけるフォーメーション
これは簡単です。「1着は1,2番どちらか、2着は3,4,5番かなぁ」など、軸1頭ながしと比べて、複数の馬を軸として買いたい時に使うだけです。
もちろん馬を1,2着両方重ねることも可能ですし、気が変わって「やっぱり1着1番、2着は2,3,4,5番で買っとくか」となっても、「フォーメーション」でも「軸1頭ながし」と同じものをそのまま買うこともできます。
3連単・3連複におけるフォーメーション
これも特に説明する必要がないかと思います。
1着/1頭目軸:1,2番
2着/2頭目軸:2,3,4番
3着/3頭目軸:1,5,6,7番
など、とにかく変則的に組みたい時に使うのみです。
上記の例では2-3-4頭の末広がりで購入していますが、4-2-4頭、5-4-3頭、3-1-2頭などどんな組合せでも買えます。
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いかがでしたでしょうか。
入門記事…という割にはいろいろ書いてしまいすごい長くなりました。申し訳ないです。
次は私が「オッズと購入点数のバランス」を考えて、よく買っている具体的な買い方を説明します。
競馬は実質アイカツなので、よかったら楽しんでみてくださいね。
もちろん、ハマりすぎて無一文にならないように…