【サブスクリプション配信開始記念】アイカツ!ボーカル曲の思い出全曲レビュー①

こん○○は、フリーランスの北大路さくらです。

現在絶賛転職活動中で、今日も職場見学と労働条件ぶっちゃけトーク会にお出かけしていました。

 

7月11日水曜日に行われたサンライズフェスティバル2018における「おんがく!!アイカツ!編」にお邪魔し、そういえば今まで書き出したことがなかった「アイカツ!の音楽」に関するブログを書こうと思い立ちました。

私が今まで熱弁をふるった楽曲は、おそらくドリームバルーンくらいです。

あくまでも「思い出」なので、音楽的考察というよりも私とその曲とのエピソードに重きを置いたものになるかと思いますが、お付き合い下さると幸いです。

 

それではアニメ登場順に…

 

 

1. アイドル活動!

表題曲。第一印象「AKBのヘビーローテーションやんこれ。」

1年目が終わる頃にふと聞き返して「この曲の歌詞まんまアイカツ!という作品を表してるなぁ」と再確認し、またライブに通うようになってからは必ずこの曲で終わるので、後からジワジワ好きになっていった曲です。

1話で最初聞いたときは「どうしてこっちOPにしないの?」と思っていましたし、今でも内心思います。

結果論ですがSignalize!をOPに持ってきたことによるインパクトは(考察派・楽曲派の間では)絶大でしたし、一味も二味も違う作品という事実を声高に表明するには良かったのかなと思います。

 

2. Signalize!

私が生まれて初めて聞いたアイカツ!の曲です。

当時の衝撃は相当なもので、女児アニメながらドコドコした曲といえばavexが背後につくプリティーシリーズの専売特許かと思っていたのですが、テレビ(当時は一応本腰を入れてDJ活動を行っていたのでやたら低音が良く出るスピーカーに繋いである)からえげつないkick音と太いbass音が飛び出てきて部屋が振動を始めた時は目を見開きました。

このOPがなければ毎週アイカツ!をちゃんと見よう!とはならなかったかもしれないです。

 

OPアニメーションも最初は違和感だらけという印象、つまり脳裏に焼き付いて離れない快作でした。

女児向けの、明るそうな作品なのに場面が夜から始まるOP。おかしくないですか?

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今思えば「星宮」とか「美月」とか天体をイメージしたネーミングのキャラがいたこと、トップアイドルの輝きを一番星で表現したことなど納得なのですが、最初は背景がよくわからないため一言「なんで夜なんだ」と思ってました。

 

このOPの妙味は、最後に夜が明けることです。

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いちご・あおい・蘭という「太陽」つまりソレイユによる「アイドル新時代」の夜明けを暗に示していたのですね。

 

この曲は当時のDJ友達にも大好評でした。何人かこれで引きずりこんでます。

 

3. Move on now!

今でこそ強気にmoveおばさんのイメージが先行していますが、記念すべき最初のステージ曲。

アニメではSignalize!というド変化球が脳裏に焼きついている中、いきなりステージが2000年代初頭の乙女ハウス。テレビに2発目の脳天パンチを喰らいました。

軽快な中に哀愁が漂う、純然たる「一昔前の乙女ハウス」を用いてきたことに興奮を隠せない中、早くもこの時点で「このアニメ、ただの女児アニメではないぞ」とうっすら気付いていました。

 

4. カレンダーガール

この辺りはもう言わなくてもわかってるよねというところですが、EDで初めて聞いた時にもう1音目、開始0コンマ何秒で脳天に衝撃が走りスラップベースの嵐が吹き抜けます。

また歌い出しの「brand-new-week」で声がスライスされ墜落したり「そろそろやばっ 行ってきます」のところでHPF(フィルタ)が挟まったりとやりたい放題。

この曲の好評さに味を占めたのかこれからEDはこの手のシリーズになっていくのですが、最初から絶好調でしたね。

最初は音楽的な訴求力が一番強かったのですが、この曲もアイドル活動!と同じく歌詞の意味を1年かけて感じさせられ、また要所で使われたりライブで聞いたりしていく中で思い出補正がかかり、音・歌詞・記憶の3本の矢で身体に刻み込まれています。

 

5. prism spiral

ここら辺まで思い出してみると、最初期からもう全開でしたね。楽曲はやりたい放題です。

Move on now!が一昔前のサブジャンルである乙女ハウスだとしたら、prism spiralはバッキバキのメインストリームハウスとテクノポップテイストのあいのこという感じ。

「たまごっちラップ」地帯の衝撃が懐かしいですね。

メロの「舞い上がるロマンス」前であおいに捧げるロマンス→ロマンス発動は鉄板。

 

6. Angel Snow

この曲は頭1つ抜きん出てバケモン。

有栖川おとめという第一印象「ちょっとヤバい人だ…」だった人が、ロマンスの神様/広瀬香美WHITE LOVE/SPEEDDEPARTURES/globeに匹敵するレベルの、強すぎる冬曲を引っさげてやってくるとは誰が想像出来たであろうか。

冬曲は諸刃の剣で、いい曲でも後世まで語り継がれる素晴らしい曲として地位を確立するか、1回ポッキリの一発屋で終わってしまうかというイメージなのですが、Angel Snowは間違いなく前者。

イントロが荘厳なゴスペル+クリスマスらしいベルと遺憾なくクリスマスソングの感を醸しながら、鍵盤を駆け上がって一気にテンションを上げると、有栖川おとめの生き様を表すような弾む高BPMに「フワフワー 空からー」と一声が長く印象的な歌い出し。テンションが高く速いという正統派アイドルソングの片鱗を覗かせながら、雪が降ってきた瞬間の興奮をこれでもかと爆発させます。

歌詞も素晴らしい。1番では雪にはしゃぎながら相手の元に駆け出し、合流するシーンから、2番では2人の過去から現在までの描写。目にその情景が浮かぶド真ん中直球な恋愛描写の歌詞は、単純で盲目で全力という有栖川おとめのイメージそのもの。「初雪記念日のKIssしちゃおう…なんてねっ」という照れ隠しのような歌詞も、お茶目で一途なおとめの性格をこれでもかと表している。

初期の曲の中ではブッチギリで完成度が高い曲で、有栖川おとめという天性のアイドルだからこそ歌うことが許されるような、歌詞も含め個人的にはアイドル活動!よりもアイドルソングらしい1曲だと思います。

ももいろクローバーの「走れ!」が好きなので、そのイメージと重ねてます。

 

この曲をAKB48ももクロが歌ってたら、おそらく冬のフェスや音楽番組ではほぼ毎年絶対披露されるような鉄板曲だったでしょう。それほどまでにこの曲が大好きです。

 

7. We wish you a merry Christmas AIKATSU! Ver.

全く論点が変わるのですが、大学受験クラスタとしてはこの曲名は外せません。

「wish」という他動詞はかなり並べ替え問題などでつつかれることが多く、その主たる例が「wish O1 O2」例えば「I wish you luck.」(幸運を祈る)など、少し見慣れない並びになります。

その構文を最も手っ取り早く覚えられるのが、このWwyamcという曲名。

 

話を戻しますと、流石アイカツ!というか、聞き慣れたクリスマスソングも跡形なく解体してくる。すごい。

太すぎる、おそらく過去最太(?)のkickで殴られるようなイントロからおかしいのですが、途中のラップ地帯で完全にヒップホップ化するなんて、誰が考えたんですかね…

 

この曲を唯一ライブで聞いたのは、すなお from STAR☆ANIS(とあと1人)の卒業イベントとなった、2013年12月末のCOOL MODEリリイベ「アイカツ!年末ミニライブ」が最初で最後でした。Trap of Loveを歌いながら涙ぐんで、歌詞につまる場面があったのを今でも思い出します。

横浜クイーンズスクエア(みなとみらい駅直結)でのイベントだったのですが、その時初めて出会った人とその後渋谷公会堂・スタアニツアー・MF・アイスタツアー・そして武道館とずっと連番することになり、今でも思い出深いイベントです。

アイカツスターズ!になっても歌われている曲である上に卒業イベントで聞いたという思い出補正があるため、個人的に思い入れがある一曲です。

 

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ということで長すぎるのでまずはここまで。

これ書くのに2時間近くかかっているので、全曲やるには何日かかるんだって感じですね。

アニメに出た順で書いているのですが、アニメ未使用曲はまぁそれらしいところに挟む形で書きます。

 

7曲で文字数3,500文字。20×20=400字の原稿用紙9枚。

 

 

いつ書きあがるのでしょうか……